お友達のご紹介でご来店くださったA様です。
ここ数年カラーもパーマも無し、カットも久しぶりだそうです。


1本1本のビリつきはありませんが、とても細い髪でうねりがあります。
A様、実はタイの方。
髪質も日本人とは少し違います。
バージン毛なので髪の履歴(前回使用の薬剤との相性など)は大丈夫なのですが、薬剤の反応など注意が必要です。
どんな仕上がりをご希望なのか、カウンセリングしていきます。
久しぶりなので少しイメージを変えたい、先日ご来店くださったお友達のストデジが可愛かったので巻き髪風に仕上げたいとの事。
カラーも派手になり過ぎない明るめ希望です。
どの辺りからどんなカールが欲しいのか、仕上がりのイメージや希望の長さなど決めてカットしていきます。
毛先5cm程カットさせていただき、カラーから施術開始です。
白髪染めや色味にこだわりのある方など、その方の髪の状態や優先順位で施術の順番は変わります。
白髪染めの場合は縮毛矯正の薬剤で色が抜けてしまうので、必ずカラーは後になります。
A様の場合バージン毛なので染まりにくく、ストデジの仕上がりを重視でカラー→ストデジの順番に施術します。
人種にかかわらず、やはりご新規様の髪は難しいです。
バージン毛なので染まりにくいのは予想しておりましたが、細毛さんなのにかなりハイトーン用の薬剤を使用しても中々染まってくれません。
ここまで見た目とギャップのある髪は久しぶりでした。
染まりにくい事を予想して希望レベルよりかなり明るく染まる薬剤を使用しても、限界があります。
この後にストデジの施術に入るため、あまりカラーで負担をかけ過ぎたくありません。
できる限りで対応していきます。
シャンプー後、ストデジに入ります。
A様、日本語はペラペラです。
タイの方は産まれた時、名前と一緒にニックネームも付けてくださるそうです。
ニックネームの由来や意味などを教えていただき、素敵な文化だなぁと改めて思いました。
日本人の私からすると本名をお呼びするには覚え辛く、発音なども難しいので早速ニックネームでお呼びさせていただきます。
A様のお仕事は日本に仕事で来日されていらっしゃるタイの方のサポートや、受け入れ会社のフォローなど語学力を活かしてご活躍されています。
このご時世、もう2年近く帰国されていないそうです。
お友達がいるから淋しく無いとおっしゃいますが、きっと沢山の事を我慢しながらの日本の生活は私が想像出来ない大変な毎日だと思います。
とっても可愛らしいA様ですが、同時にとても尊敬します。
初めてのストデジ、乾かし方のコツなどアドバイスしながらお仕上げです。



思わず「可愛い〜〜〜!」と出てしまいました。
A様も「私もそう思う〜〜〜!!」と2人で笑顔に。
柔らかく、綺麗にかかりました。
乾かしただけで巻き髪風の仕上がりです。
さらに可愛くイメチェン成功!
一緒に喜び合えた事嬉しく、大変な毎日に足を運んでくださった事、感謝致します。
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