ストデジとカラーのメニューで、素敵なご新規様がご来店くださいました。
細毛さんで、うねりと広がる癖をお待ちです。
実はM様、ご来店くださる3ヶ月程前からご予約をいただおり事前にLINEでヘアスタイルの好みやご希望を伺っておりました。
実際にお会いして髪の状態を見て、触って癖や髪質、ダメージ具合を見極めます。
出来る限りご希望に添えるよう全力で対応させていただきますが、髪の毛には限界があります。
ダメージが深刻な場合には薬剤を塗布することが難しくカラーはもちろん、縮毛矯正や毛先にデジタルパーマをかける事はできません。
無理に施術を行うと希望のスタイルどころか、ダメージが進行してビビリ毛など大変な事態になってしまいます。
ご新規様は特にしっかりカウンセリングしていきます。
カラーは黄色系が苦手で、オレンジではなく赤やピンクなど黄味を感じないお色がご希望です。
全体的に重めのヘアスタイルが好みで、前髪もできるだけ重く目の上ギリギリの仕上がりで、前下がりは苦手。
毛先に出来ればワンカールのデジが欲しい、、、
今までの髪の履歴をお聞きし、できる事できない事をお伝えしてM様と仕上がりのイメージを共有していきます。
M様、細毛の割に染まりにくくトーンが上がりづらいとよく言われるそうです。
明るくして欲しいと伝えても、毎回暗くなってしまうそう。
ダメージを考慮して全体のトーンUPはおすすめしません。
根元の伸びてきた黒い髪が全体を暗く見せているので、毛先位の明るさにトーンUPすれば全体が明るく見えます。
新生部をトーンUPして、既染部はノンアルカリの香草カラーで色味を補う方法をご提案しました。
先ずは新生部のトーンUP、その後カットしてストデジ、最後にシャンプー台でトナーの順で施術スタートです。
白髪染めの場合は必ず縮毛矯正の後にカラーをしますが、M様の場合は縮毛矯正のかかりと、仕上がりの手触り等を考えての施術順です。
お客様お一人おひとり仕上がりのイメージや癖、髪のダメージや髪の履歴等で変えていきます。
ストデジとカラーは当店の最長時間メニュー、お話しも尽きません。
M様、以前に縮毛矯正をしているからとカラーはしてくれない、ショートにしたいと希望を伝えてもスルーされたご経験をお話しくださいました。
確かに美容師の立場で縮毛矯正をかけるならば、黒髪でダメージの少ない髪の方が難易度が低く、綺麗に仕上がります。
ショートよりロングの方が矯正のもちも良いのは事実です。
しかし傷むからとカラーは駄目、お客様の希望はスルーは違うと思います。
髪の事を思っての事と理解していても、この先ずっと黒髪でチャレンジしたい髪型もできないままなのか、と寂しかったそうです。
美容室を変え、ひと通りチャレンジして今に至る、やりたいと思ったらやりたいのです。
そのお気持ち、十分に分かります。
薬品を使用する以上ダメージはします。
髪の状態でできない場合もあります。
デメリットをお伝えしたうえで、最小限のダメージでご希望に添えるご提案が出来ればと思っています。
柔らかいワンカールボブに仕上がり、ほっと一安心です。
「シャンプーして乾かしたら、コテで巻いたような可愛いふんわりカールに仕上がりました。今までの髪型で1番気に入りました!」と、後日とっても嬉しいLINEをくださいました。
今回は髪色も、明るくなってると驚かれたそうです。
M様のお役に立てた事、嬉しく思います。
数あるサロンの中、ARCEを選びご来店いただきまして感謝いたします。
コメント
この記事へのコメントはありません。
コメントをどうぞ